悪用厳禁!人を操る方法2
「最後に断るよりも最初から断る方が簡単だ」
こんにちは!ふかさわです!
人を操るシリーズは2作目となりますね〜。
ぜひ、1作目も読んでもらえたらと思いますですね〜。
さてさて!人を操りたいと思っている悪いあなたへ!
今回紹介する内容は、人に操られないように、騙されないようにするのに使ってくださいね!
くれぐれも悪用しないように。
今回は、「一貫性」と、「コミットメント」というものを紹介していきます。
早速、内容を書いて行きます。例の「影響力の武器」という本を参考にします。
ある二人のカナダ人の心理学者が、競馬場にいる人々についてある興味深い事実を見いだしたそうです。
彼らは、 自分が賭けた馬の勝つ可能性について、馬券を買う前よりも、勝った直後の方が、勝率を高く見積もったそうなのです。
もちろん、馬が勝つ可能性は、現実にはまったく変わっていないにもかかわらずです。
競馬場も、コースも、馬の状態も同じです。
しかし、ひとたび、馬券を買ってしまうと、購入者の心の中では、勝つ見込みが明らかに高まったのです。
これは、一見、奇妙な現象に見えるかもしれませんが、この劇的な変化は多くの人が良く知っている影響力の武器と関係があります。
この影響力の武器は、恐ろしい力を発揮します。
これは、端的に言ってしまえば、「自分がすでにしてしまったことは一貫していたい!」(一貫していることを他者から見てもらいたい)という欲求です!
ひとたび決断を下したり、ある立場を取る(コミット)すると、自分の内からも、外からもそのコミットメントと一貫した行動を取るように圧力がかかるのです。
こんな例も載っていました。
私の家の近所で、同棲しているセーラとティムの2人のカップルの事例です。
しかし、セーラには、ティムに対する不満がたくさんあったようなのです。
セーラはティムとの正式な結婚を望んでいて、彼に、お酒を減らしてほしいと感じていたようなのです。
しかし、ティムは拒否しました。
2人はその後、喧嘩が絶えなくなり、ティムは別れる決心をし、家を出て行きました。
同じ頃セーラは、昔のボーイフレンドとよりを戻したようで、2人は交際を始め、すぐに婚約し、結婚式の計画を立て始めました。
ところが、結婚式の日取りも決まり、招待状を発送したところで、ティムから電話がかかってきたのです。
ティムは、自分の行動を後悔し、もう一度、やりなおしたいと思っていました。
前と同じように生活をしたいと、セーラに懇願してきたというのです。
もちろん、セーラは、前のような生活はしたくないですし、前のボーイフレンドが好きだと突き放したようなのです。
そして、ティムは考え直してくれるなら、お酒を辞めると言ったようなのです。
そこまで言うならとセーラは、結婚式をキャンセルして、招待状を取り消し、そしてティムともう一度暮らす決心をしたそうです。
しかし、一ヶ月もしないうちにティムは、「お酒を辞める必要はない」と言い出しました。
さらに、もう一ヶ月が経つと、「もう少し先を見てから結婚するべきだ」と言い出したようなのです。笑
そして、それから二年が経った当時、ティムとセーラは同棲を続けていたようなのですが、
セーラは以前にも増してティムに夢中で、「選択を迫られた事によって私にはティムしかいないことがわかった」と、言ったようなのです。
つまり、恋人を捨てて、ティムを選んだ後、その選択の前提となっていた、「お酒をやめてもらうこと」が叶えられず、そもそも望んでいた「ティムとの結婚」も叶えられていないにも関わらず、
セーラは、以前よりも幸せだと言うのです。
こういった事例より、どうやら、重要な決断の正しさを何がが何でも信じようとするのは、馬券を買う人だけではないようなのです!
このセーラのその後の生活はどうなっているのでしょうか?
幸せであればいいんですが。。
おそらくセーラは、昔のボーイフレンドとの婚約を破ってまで、このティムという男のもとに戻った強力なコミットメントによって、一生ティムと過ごす事になるでしょう。。。
しかも、皮肉なことに、このティムという男が駄目な男になればなるほど、セーラは自分が下した選択が正しかったのだと、強く思うようになります。
「私は、間違った選択をしていない!」
「この人で良かったんだ!」
と、無理して思うようになります。。。
さて、人ごとに思っている読者さま!
私たちの身の回りを見渡してみれば、こういったことは結構あると思いますよ!笑
なんでかわからないけれど、ダメ男とずっと付き合っている女の人。
今の仕事が「いやだいやだ」と言いつつ、辞めない人。
別れたいと言いつつ、別れない夫婦。
もしかすると、今の生活に満足しているあなたも、昔、セーラと同じような選択をしていたかもしれません。
ちょっと暗い話になりますが、結婚って、「一貫性・コミットメント」を使った典型的な例かなとも思います。
多額のお金を使って、結婚式を準備し、忙しく過ごす友人を大勢呼び、「一生に一度ですよ!」とか言われて何かと頑張って、思い出を作る。
そして、大勢の人達の前で、愛を誓うのです。
すごく強力なコミットメントが成立すると思いませんでしょうか??
一貫性を成り立たせるために、結婚式ができたのか、その真相はわかりかねますが、そうとも取れますよね。。。
そもそも、教会で神様に愛を誓わせられる地点で、愛が不安定なものであることがわかります。
だって神様が誓わせているのですから、神様だって疑り深いわけです。
あと、できちゃった結婚とか、やはり不幸になりやすのかなと思います。
傾向的に。
夫婦それぞれで差は出てきますが、子供が出来たからという、一貫性・コミットメントで結婚生活を送る場合は、子供が成人してから問題が出てきやすいのかなと思いますね。
今までの結婚生活の一貫性の源であった、子供がいなくなって、「はて?」と、なるわけです。
書いてて嫌になってきました。笑
暗い話はさておきです。笑
さてどうやって、この一貫性を使って人を操るかということですが、ごめんなさい。次書きます。泣
えーーーーー